ドイツ生活 色々

ドイツ在住、Mimose(文句たれ)の日記です。2児の母で夫はドイツ人です。ドイツ語で毎日奮闘中。

小学校入学を遅らせる

 娘と一緒に3歳までTagesmutterに通っていた男の子が娘と同じ保育園に通っています。そのママと先日話す機会があったのですが、その男の子の小学校への入学を1年遅らせるつもりだと言ってました。保育園の先生に、ドイツ語がまだまだなので小学校入学は1年遅らせた方が良いだろうと言われたらしいです。シリア人家庭で、家庭ではシリア語と英語で主に会話している為、ドイツ語の発達が少し遅れているのかもしれません。かなり恥ずかしがり屋な男の子なので、ドイツ語が本当はもっと出来るけど、敢えて話さないだけなのかも。でもそのママは、小学校で問題になるより一年遅らせた方が安心だわ!と言ってました。

 日本では4月1日を境目に小学校に入学する年齢がはっきり決まっていますが、ドイツではかなり曖昧です。確か7月か8月~12月に生まれた子はその年に小学校に入学しても良いし、その次の年に入学しても良い、とか確かそんな曖昧なルールだったと思います(すみません、曖昧な知識です)。そして、学習到達度によっては落第もあり得ます。10歳まで小学校に通い、その学力や能力で大学を目指すギムナジウムに通うのかその他の専門的な知識を身に着ける学校に行くのか分かれるそうです。厳しい!とは言え、ギムナジウム以外の学校に行っても学力次第では途中からギムナジウムに転入できたりするみたいです。

 ちなみに義理の兄(夫の兄)は8月生まれですが、発育の様子から1年小学校の入学を遅らせた方が良いと言われ、1年遅れの小学校入学になった様です。しかし、アビトゥア(入学する大学を決定する為の重要な試験)ではかなり良い成績を収め、今では高収入のビジネスマンです。小さい時の発育の早さが、良い結果をもたらすのかは分からないし、他の子と比べて一喜一憂する意味はきっと無いんでしょうね。