ドイツ生活 色々

ドイツ在住、Mimose(文句たれ)の日記です。2児の母で夫はドイツ人です。ドイツ語で毎日奮闘中。

去年より丸くなった

 今日もドイツは天気が良く、娘がお隣の娘さんと庭でピクニックしています。様子を見に近付いたら、手は振ってくれましたが、何か小声でお喋りしていました。もう女子なんですねぇ。こうやって親から独り立ちして行くんでしょうか。ママも仲間に入れてほしいような、自分達で遊んでくれて助かったと言うべきか。

 先日、スーパーで久しぶりに他のお客さんから、近付き過ぎ、と注意されました。ドイツではコロナ対策として公共の場では他の人と1、5メートル距離をとる事となっています。確かにスーパーではたまたまそのお客さんに私が近付き過ぎていたので謝ったら、謝らなくてもいいのよ、と言ってくれました。去年の今頃に比べると大分落ち着いたなぁと思います。

 去年の今頃は、コロナ対策でロックダウンが始まり、トイレットペーパーやキッチンペーパー、パスタが売り切れたり、皆ピリピリしていたと思います。スーパーでお肉の賞味期限を確認しようと商品を見ていると、そんなに商品に触るべきじゃないわ、と他のお客さんに注意さた事があります。警察でも公安でもなく、ただの他のお客さんです。スーパーの対面式のお肉屋さんコーナーで他のお客さんに近付き過ぎてしまった時にはAbstand halten!(距離を保って!)と睨まれながら怒鳴られたりしました。そのお客さんとは他の売り場で出会う度に睨まれて怒鳴られたり文句を言われたり。

 恐らく、それは私の外見がアジア人だからです。ドイツ人にとっては中国人も日本人も見た目は同じだし、中国も日本も国自体大して区別がついていない人も多いのではないかと思います。確かにコロナウイルスは中国からやって来たのかもしれないけれど、それは政府の対応に問題があるのではないかと思うし、中国の一般市民やアジア人を嫌悪しても何の解決にも何にもならないと思います。ニュージーランドや他の白人がマジョリティーの国に住んだことがありますが、ドイツは比較的表立った人種差別の少ない国だと思います。でも、この様な出来事があると、人は普段思っている人種差別思考を露わにするものであるし、それは日本以外に住んでいるのだから仕方ないかなと思います。

 と言いつつ、日本も人種差別大国ですから、私が文句を言える立場でもないんですが。