ドイツ生活 色々

ドイツ在住、Mimose(文句たれ)の日記です。2児の母で夫はドイツ人です。ドイツ語で毎日奮闘中。

臨機応変な予防接種

 先日ハートロックダウン延長が決定しました。それに加え、ドイツ政府は学校、保育園の閉鎖を決定しました。しかし、どの様な内容のロックダウンにするのかは各州に最終決定が任されており、州によっては学校・保育園を閉鎖しているし、私の住む州は保育園は閉鎖されない事になっています。ただ娘の保育園は保育時間短縮となり7時15分から14時半までの保育となりました。保育園内のそれぞれの組が接触しないように配慮するとの事。他の組の園児に接触しない様にするのは意味があると思いますが、時間短縮の意味はあるんでしょうか。専門家によると時間短縮はコロナウイルス予防に効果ありらしいので、そうなんでしょうけど、良く分かりません。

 ドイツでは予防接種が進められていますが、優先順位が高くない人でも予防接種を受けている人がいるようです。例えば、老人ホームで予防接種当日に予防接種を拒否する人が出たり、体調不良の人が出た場合、ワクチンが余ってしまうと言う状況になるようです。そこで予防接種を予定されていなかった職員や偶然訪問していた入居者の訪問者等に予防接種を行っているようです。

 この臨機応変さは素晴らしいと思います。準備されたワクチンが使えなくなる位だったら誰かに予防接種したほうが良いですもんね。この様な理にかなったドイツ人の臨機応変さには驚かされます。日本では後々の問題を避けるためにこのような現場の判断は敬遠されているんじゃないかと思います。

 例えば洋服屋さんで買いたいセーターがほつれてしまっている事がありました。最後の1点だったのでお店の人にほつれていないセーターの在庫がないか聞いてみたところ、在庫は無いがこのほつれたセーターは値下げします。とかなりのお値下げをして貰った事があります。その他にも何回か同じ様な体験をしました。日本だったら、店員さんが謝って終わりだろうし、店員さんが勝手に即座に値下げを決める事はないんだろうなと思います。この現場の人の裁量と言うか、臨機応変な決断力は素晴らしいと思います。まぁ難点としてはお役所の方もそうなので、同じ手続きに対して窓口の職員の方によって求められる必要書類が違う事が多々あり、混乱すると言う事はあるんですが。これ良くあります。謎です。