ドイツ生活 色々

ドイツ在住、Mimose(文句たれ)の日記です。2児の母で夫はドイツ人です。ドイツ語で毎日奮闘中。

ドイツの産休(Mutterschutz)と育休(Elternzeit)

 私、只今絶賛育休中です。

 ドイツの産休は出産予定日の6週間前から出産後8週間後まで続き、その期間は母体の母親は働いてはいけないことになっています。その後、育休を取得しても良いことになっています。これまで出会った他のママの様子から、ほとんどのママは育休で1年位は育児に専念しているのではないかと思います。

 育休は産後の産休期間と合わせて最長で3年間取得しても良いことになっています(従業員が15人以下の会社は、制限をかけることができる様です)。そして日本と大きく違うのは、育休中は週15時間~30時間働いても良いことになっているということです。私の感覚では、多くのママは産後1年位は育児に専念して、その後は週15~30時間働き、その後フルタイムに復帰している人が多いのではないかと思います。3年間ガッツリ自宅で育児に専念する人も居るには居る様ですが。3年も業務から離れたら、完全な浦島太郎状態になるのではないかと思うのですが。でも権利はあるのでそれは個人の自由ですよね。

 そして、育休中は解雇されない、というか妊娠してから育休が終わるまで基本的に解雇されません。これ、本当に私は助けられました。妊娠中のつわりで苦しくて病院で療養休暇を取得することもありましたし(結構簡単に取得できる)、勤務中に気分が悪くなって妊婦専用の休養部屋で横になって休憩することもありました(会社は社員に妊婦がいる場合は専用の休憩所を作らなくてはならないそうです)。会社にとっては迷惑であったと思いますが、それによって解雇されたり退職を迫られたりは全くしませんでした。でも確かに、妊婦さんが無理して良い事なんて1つも無いと思います。無理して何かあったら、取返しがつきませんから。

 妊婦さんには国家的に大変優しい国、ドイツ。ドイツの色んな仕組みを知れば知るほど、良くできているなと思います。