ドイツ生活 色々

ドイツ在住、Mimose(文句たれ)の日記です。2児の母で夫はドイツ人です。ドイツ語で毎日奮闘中。

不健康な朝食(Ungesundes Frühstück)とは

 先日、娘の保育園で仮装パーティーがありました。2月にカーニバルと呼ばれる行事(?)があり、通常は街中を山車がパレードして観衆は好きなコスチュームを着てお祝いをします(キリスト教系行事である為、どう言う意味の行事なのか良く分かりません)。しかし、今年はコロナウイルスの蔓延を防止するためカーニバルは中止となりました。保育園ではこの2月のカーニバルの時期に仮装パーティーを開催する事になっていましたが、それも延期となっていました。

 それが遂に先日行われ、子供達は仮装して来る様にと連絡が来ていました。娘が入園して初めての仮装パーティーだったので、良い思い出になるだろうしここはきちんと仮装させよう、と思いTagesmutterで去年仮装した時のSendung mit der Mausというドイツではお馴染みのネズミのキャラクターの仮装を数日前から準備していました。

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 当日、保育園に行って見ると子供達は意外や意外、普通の格好の子が多く拍子抜けしました。ジョウロを持って麦わら帽子を被った男の子は、何の仮装かと思ったら農家の人の仮装でした。ご両親の創意工夫が素敵面白いです。他にもウサギの耳の付いたカチューシャを付けただけの男の子やフェイスペインティングをしている子も居たり、仮装してない子も居たり。先生方は皆、蜂の仮装をしていました。

 確かに保育園の案内には春らしい仮装をと書いてありましたが、最後まで読むと、特に改めて購入する必要は無いし、ちょっと仮装っぽかったら何でも良いと書いてありました。適当っ!その適当さが楽で良いです。

 通常は朝ごはんはお弁当を持参する事になっているのですが、仮装パーティーの日はUngesundes Frühstück(不健康な朝食)を保育園で提供するよ、と保育園から事前連絡が来ていたのでどんな不健康さなのか楽しみにしていました。 帰宅後、娘に聞いてみると、イチゴジャムやチョコレートジャム(多分Nutella)とかココアやパンとかあったよ!と楽しかった様です。確かにちょっと不健康。不健康でも何でも一日だけだし、娘は楽しかったみたいだし、善きかな。

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それって強制?

 うちの近所のドイツの小学校では、週に2回、生徒がコロナ簡易検査を受ける様、検討しているそうです。それに対して、小学生の子供がいる夫の友人は批判的。強制させるのはおかしい、との事。

 ドイツでは子供の各種予防接種は強制ではありません。予防接種を危険視する保護者も一定数いるらしく、予防接種を全く受けずに大きくなる子供もいる様です。日本では子供の予防接種は強制なのかどうか知りませんが、大抵の子供は予防接種を受けているのではないかと思います。私は日本で子供の頃から予防接種を受けているし、子供達にも受けさせています。

 確かに学校でコロナウイルス陽性が分かっても、もう登校しちゃってるし、どれだけの意味があるのかは疑問です。でも陽性の生徒が気付かずに普通に登校し続けるよりは良いかなと思います。ドイツ人的にはどれだけ意味があるのか、強制というのはおかしいのではないか、と思うらしいです。私だったら、疑問にも思わずちゃっちゃと受けさせちゃいますけど。日本の学校は服装やその他色んな校則があって取り締まられてるし、学校で何かを強制されるという事に慣れてしまっているのかもしれません。

ハンドルを握ると豹変

 車のハンドルを握ると性格が変わるドイツ人って多いのではないかと思います。

 ドイツでは、走行している道路上で他の車が縦列駐車されている時、対向車が来た場合は対向車に道を譲らなければならないルールがあります。でも縦列駐車されている車が多く、対向車に道を譲りたくても譲れない場合があります。人によっては、向こうに優先権があるのにこちらが通りやすいように待ってくれる場合もありますが、やはりそのまま突っ込んで来る車もあり立ち往生してしまう場合があります。

 そういう場合、大抵、対向車の運転手はジェスチャーで威嚇してきます。何か怒鳴りながら。幸運にも相手もこちらも別の車の中に居るので何を言っているのか聞こえません。でも表情とジェスチャーで何か良からぬ事を怒鳴っている事が分かります。大抵は50~60代の方。大体そう。

 めっちゃ怒鳴られてジェスチャーで威嚇されながら、スーパーやパン屋では長蛇の列であっても静かに順番を待つことができる人々が何故ハンドルを握るとこうもアグレッシブになるんだろうか、といつも不思議な気持ちになります。

 普段、世間体を気にして抑圧されている何かが、ハンドルを握ると爆発するのでしょうか。

やめられない止まらない

 昨日、雪が降る中、義実家から帰って来ました。やっぱり我が家が一番ですねー!

 娘にイースターで何が一番楽しかったか聞いてみました。普段食べさせていないチョコレート食べ放題だった事かなと思ったら、Opa(おじいちゃん)と遊んだ事だそうです。それを知ったらOpa喜ぶだろうな。

 ドイツ語の勉強がてらNetflixをドイツ語音声のドイツ語字幕で観まくっているのですが、ここ数年で一番面白い番組を見つけました。ドイツ語名でDas Haus des Geldesです。(日本語タイトルはペーパーハウス)

 スペインの造幣局に押し入る強盗の話です。初めはオーシャンズ11みたいな話かなと思って見始めたら、全然違う!もっと人間臭いです。全員が犯罪歴のあるプロなのですが、個々の事情や背景や感情が入り混じって周到に練られた強盗計画なのに紆余曲折するのが面白い!もうやめられない止まらない。生後8か月の息子の夜泣きとマッチして毎日睡眠不足ですが、やめられない止まらない。

 去年位、ドイツのラジオで良くBella Ciaoというレトロな雰囲気の曲が良く流れていて何でこの曲が人気なんだろうと思っていましたが、恐らくDas Haus des Geldesの挿入歌だからですね。何か耳に残る曲ですよね。

 半年位、ドイツ語音声とドイツ語字幕でNetflixを夜な夜な観まくって、分からない単語や知りたい単語を都度、携帯の辞書で調べてながら観ているのですが、最近ドイツ語のリスニング力が上がって来た様に感じます。渡独して6~7年経ちますが、義理家族の会話何てチンプンカンプンで夫がたまに簡単にドイツ語で説明してくれてやっと分かる様な状態だったのに、やっと最近、義理家族の会話が大体分かる様になりました。

 そう言えば、英語もFreiendsやDesparate Housewivesを英語で何度も観まくってリスニング力を上げたし、この方法は楽しみながら続ける事の出来る自分に最適な語学学習方法だと思っています。


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イースターの卵探しと予防接種の予約

 今日はイースターの日なので義両親の家に来ています。娘は朝7時に元気良く起床し、庭での卵探しはまだかとゴネ始め、9時頃にやっとスタートしました。カラフルな卵を見つける度に娘がポーズを取ってくれるので激写しまくりました。可愛い。チョコやプレゼントも見つけて嬉しそう。自分が子供だったら、イースターって楽しい思い出に残るんだろうなと思います。

 さて、コロナウィルスの予防接種ですが、アストラゼネカの予防接種は60歳以下の者には適用しないと決定された為、急遽60歳以上の人達の予防接種が開始されました。昨日、義両親と夫が申し込み窓口に電話をしようと何回も電話して、電話口で40分以上電話が繋がるのを待って申し込みしようとしたところ、既に予約が一杯で予約不可能とのこと。今日改めて、別の窓口に連絡したところ4月末の予防接種の予約が取れたようです。予防接種がどんどん進んで行っている様で嬉しい。

 ファイザーの予防接種は主にアメリカで生産されている為、ヨーロッパでは大量入手が難しい状況でしたが、遂にヨーロッパで生産を始めるとの事。うまく行けば7月頃にはほぼ全国民の予防接種が完了するのではないかとの予想がされている様です。ほんまかいなという感じ。義両親の二回目の予防接種が6月なので、それと同じ時期位に私達も予防接種を受けれるという事?まぁ、次期は数か月遅れたって予防接種が行き渡ってくれれば何でも良いんですけど。

 ちなみにメルケル首相はまだ予防接種を受けておらず、他の国民と同様に順番を待っているとの事。首相なんだから早く受けちゃって!という気持ちもありますが、国民の感情を良く理解している、流石!という感じです。

自転車、猛特訓

 最近、天気が良いので午後、娘が保育園から帰って来てから毎日公園に通い詰めています。今週はイースターのお祝いで義実家に行くので娘の自転車の練習が出来ないことに気付き、自転車の練習をしてみる事にしました。夫はホームオフィスで仕事をしているので息子を抱っこ紐で前抱っこしながら娘に自転車をレクチャーするしかありません。

 娘、自転車をこぎ始めると剛速球で加速し始め、夫が全力で走ってももう追いつけない。練習前から娘にはママから離れて遠くまで行かない様にかなり注意してから出掛けました。こんなんで事故に遭ってしまったら悔やんでも悔やみきれない。命と健康は大事。

 自分で自転車をこぎ始める以外はもう娘一人でスイスイ乗れるのですが、この自分で自転車をこぎ始めるという箇所に苦戦しています。私も自分がどの様に自転車に乗るコツを掴んだのかもう覚えておらず、抱っこしている息子にも注意しながら、娘とワーワー言いながら自転車の練習をするカオス。

 実際、娘は自分で自転車に跨って自分で自転車を支える事が出来るのですが、常に私が自転車を支えていないと倒れてしまうという謎。私が実際に娘の自転車に乗ってみたり、娘に見せたりすればコツが掴みやすいし、私も教えやすいと思うのですが、如何せん息子を抱っこしているのでそれも出来ず。途中まで泣きながらも自転車乗るもん!と言い張っていた娘がもう嫌だ~と言い始めたので1日目は帰宅しました。

 2日目は、娘の利き足で自転車のペダルを漕いでスタートする事にしたらちょっと上達。一番最初にペダルをこぎ始める箇所だけ私も娘の足を掴んで力を入れてアシストするのですが、ちょっと力を入れてるだけだし、必要ないなコレ。と思いながらも、娘は何故か自分一人では出来ないーーー!と主張。でも昨日よりもっと上達したし、まぁいいかと思ってアシストするふりを続けました。娘も上達したのが分かったのか泣かずに練習終了。

 ドイツで、子供の自転車練習で道端でこんなカオスになっている親子見た事無いんですけど皆、どうやってるんだろう。どっかで秘密で特訓でもしてるのかな。道を行くのは自転車で颯爽と走り抜ける爽やか親子のみ。

 

娘、Osternhaseに遭遇する

 今日からイースター休暇始まりました。ここ数日、天気が良くて午後は子供と毎日公園に通い詰めています。明日から来週月曜日までイースター休暇で連休になります。そもそもイースター自体、Osternhase(イースターうさぎ)が卵やチョコを庭に隠したから子供達で庭を探すという謎の行事です。うさぎは哺乳類だから卵産まないのに、卵を持って庭にやって来るという不思議。キリスト教行事にあまり興味の無い夫によると年で二番目に重要な行事らしいです。因みに一番はクリスマス。

 今日はイースターのお祝いを保育園でやるとこ事で、いつもはお弁当を持参している朝食を保育園で準備してくれるとのこと。娘によるとパンやハム、チーズ、カラフルなイースターらしい茹で卵やジャムが出たとの事。普通のドイツの朝食ですが園児皆でワイワイ言いながら食べたらきっといつもより美味しいんでしょうね。

 その後、保育園の近くの森へ皆で散歩しに行き、何とイースターうさぎに遭遇したとの事。野生のうさぎに偶然出会ったのかなぁと思っていたら、夕方、保育園から保護者に写真が送られて来ました。何と着ぐるみのイースターうさぎが森の中で園児に囲まれていました!やーーーーーーほっこり。きっと保育園の先生が着ぐるみ着て森の中で園児がやって来るのを待っててくれたんでしょうね。しかもグループ毎に散歩をした様だから、5グループがそれぞれやって来るのを森の中でぽつんと待っていたんでしょう。やーーーーーー嬉しいこう言うの。娘は何度もイースターうさぎが森の中で踊ってたんだよ、こう言う風に!と踊りながら何度も説明してくれました。きっと後で何度も思い出すような良い思い出になるんでしょうね。嬉しい。楽しい。