保育園休園と見えない友達(Unsichtbare Freunde)
先日、娘の保育園がコロナウイルスにより遂に休園になってしまいました。
どうやら、関係者がコロナウイルス感染の疑いがあった様です。それも休園前日の夜中にメールにて急な連絡。多分、メールに気付かずに次の日の朝、登園しちゃう子居るだろうな、と思ったけれども。その親御さんは保育園の前で崩れ落ちるだろうなと思ったけれども。
そんな訳で0歳の赤ちゃんと3歳の娘を急にワンオペ育児する事になったのですが、まーー大変でした。ワンオペと言っても夫が家でホームオフィスで働いているので、全くのワンオペという訳ではなかったですが、まーーーーーーーーー大変でした。
娘も息子も可愛いし、たまに食べちゃいたくなる位大好きで、嬉しくて嬉しくて言葉にできない位大好きなんですけど、大変でした。あちらを立てればこちらがが立たず、という状況を体感した一日でした。
でも娘が健気で、息子が泣いたらあやそうとしてくれたり、自分の赤ちゃん用のおもちゃを息子に持って来てくれたり、私が息子を抱っこしている時は遊んで遊んでとせがんで来ることもなく、一人で遊んでくれていました。今年春のロックダウンの時はまだ息子が生まれる前で、いつも遊んでとせがんで来てた記憶があるんですが、3歳になって弟が生まれて保育園に行く様になって、娘も成長したんだなぁ。
実は今年春のロックダウン辺りから、娘は私たちの目には見えない友達の話をする様になりまして。自分にはそういう友達が居た記憶がない為、全くどんな状態なのか良く分からないのですが。大人には見えない友達が居るってどんな感じなんだろう。トトロとか?猫バスみたいな物も見えるのかな。いいな。娘のその友達は女の子1人と男の子1人で、一緒にキックボードで散歩したり、公園に行けば一緒に遊んでいる様です。リビングでもたまにその友達がそこに居て一緒に遊んでいると説明してくれることがあります。たまに娘に頼まれてその友達が靴を履くのを手伝うこともあります。育児って奇想天外。
今日は幸いにも天気が良く、夫の昼休みの時間を空けてもらって家族4人で散歩に出掛ける事ができました。娘のその私たちには見えない友達も一緒にキックボードで参加。娘はその二人がどんなキックボードを持っているのか一生懸命説明してくれ、可愛かったです。とっっっっても可愛かったです。3年前に子供が生まれてからたまに感じる感覚なのですが、下腹部の方から何と言うか幸せ感が体の上部や後頭部に向けて立ち上って来るというか、疲れた日の最後に入る暖かいお風呂にざぶんと浸かる感覚と言いますか。僕ぁ幸せだなぁと。
ただ娘、息子、夫と晴れた日の午後に田舎の農道をのんびり散歩する光景が、娘とベンチに座って娘がグミを食べて嬉しそうな光景が、娘が野原(墓地横)を走り回って一生懸命何かを説明してくれる光景が。僕ぁ幸せだなぁと。
大変な一日のほんの数分でもそんな事があるから、育児ってやめられません。実際問題、逃げ出したくなることがあっても逃げ出すことは不可能。
いやぁ育児って本当に面白いもんですね~(金曜ロードショー風)