母の想い
先日、日本に居る父方の祖母が亡くなりました。90歳を超えており、老衰でした。80歳中盤位で認知症になり、そのうち寝たきりになりました。父の意向で自宅介護をしていましたが、最後の1年位はコロナウイルスの影響で訪問介護を受けることが出来なくなったため、老人ホームに入居してから亡くなりました。
自宅介護は父の意向でしたが、父は家事がほとんど出来ないので、やはり主に母の負担となっている状況でした。祖母は孫には優しい人でしたが、私としては嫌いではないけど特に大好きではない、という感じでした。というのは、私が子供の頃から母に対する嫁いびりがひどく、一度は母が大根を買ってきた事に大激怒して喧嘩になってました。たった一本が原因の喧嘩で、母に「もし離婚したらどっちに付いていく?」と聞かれた事は今でも覚えています。機嫌が悪い等何かあると母に八つ当たりをしていたし、嫁のくせに的な暴言。母は家族内では、家事をするお手伝いさん的な立ち位置に居たと思います。辛く当たられながら、うん十年も義両親という異星人達の世話までするというのは一体どう言う心境なのか。どれだけストレスを溜めながら耐えてきたのか、想像を絶します。祖父祖母の介護についても、これだけ自分を貶めて来た相手の食事の介助、下の世話をするというのは一体どういう心境なのか。聞けません、怖すぎて。
そう言う母を見て育ってきたので、私は絶対に同居はしません。夫にも結婚当初から言ってあります。絶対の絶対に同居はしません。同居、ダメ絶対。自分の為にも、子供達の為にも。
祖母にはお世話になったし、天国に行って安らかに過ごしていて貰いたいとは思います。