ドイツ生活 色々

ドイツ在住、Mimose(文句たれ)の日記です。2児の母で夫はドイツ人です。ドイツ語で毎日奮闘中。

保護者代表決定戦

 娘の通う保育園にはElternbeiratという各組の保護者代表から成る組織があります。日本のPTA役員の様なものでしょうか。1か月前に保育園から各保護者にメールが送られて来て、Elternbeiratに立候補したい保護者は申し出る様にと連絡がありました。誰も出馬せずに、ジャンケンとかくじ引きとかになったらどうしよう…絶対やりたくない!と思ってハラハラしていました。

 娘の組は20人強の園児が居る様なのですが、何と3人も立候補者が出たそうでビックリ。皆、やる気あるのね。私は無い。

 Elternbeiratは大変そうだという感想しかないです。去年は保育園の人出不足により園児の昼食の材料買い出しをする事ができないという事で、Elternbeiratが保育園の給食の材料の買い出しに行っていた事が数週間あったそうです。その他にも娘の保育園には畑プロジェクトなる物が存在し、園児にどの様な過程で野菜や作物が出来るのか、園児と畑仕事をしてその過程を体験するというプロジェクトがあります。保護者から有志を募り、園児と共に畑に行って作物の世話をするのですが、有志が集まらなかった時はElternbeiratが何日も畑へ園児を連れて行っていたそうです。その他Elternbeiratのメンバーの車のワイパーに保育園への苦情の手紙が挟まれていたりとか。ホラーですよね。

 そんなElternbeiratになる気は私はこれっぽちも無いですが、何と3名も奇特な保護者が立候補したとの事。ふーーーーー助かった。その3名から1名を選挙で選ぶらしく、各候補者から自己アピール文と写真が送られて来ました。

 一人目は何か簡易履歴書といった感じ。二人目は女性で教育関係の仕事をしているとの事。三人目は去年のElternbeiratで続投を希望している趣味は昆虫という男性。Elternbeiratを続投したいだなんて奇特な人もいたもんだ。

 夫と義父に聞いたところによると、Elternbeiratは保育園や学校の問題児の処罰を決める事もでき、日本のPTAよりも権限があるらしいです。履歴書にも社会福祉活動の一環としてElternbeiratだって書けるらしいです。

 なるほど、一番目の男性の自己PR文は簡易履歴書みたいでで素っ気ない感じで本当にElternbeiratに興味あるんだろうか?と思っていたのですが、権力の虜になっている可能性もあるんですねー。夫は2番目の教育関係の仕事をしている女性がいいんじゃないの、だって3番目の人の趣味は昆虫でしょ。そんな人に保育園を任せらんない、との事。どうなるんでしょうか、Elternbeirat選挙戦。