アストラゼネカ問題
アストラゼネカのEUのみに対する納期遅延が問題となっています。他の地域へは予定通り出荷できるのにEU出荷分については遅延するとの事。ドイツでは大きなニュースとなっています。
元々、EUはアストラゼネカへワクチン開発の援助資金を拠出しており、事前に発注も行っていたとのこと。しかし、ここに来てアストラゼネカがEU分のみ出荷遅延すると言い出した様です。アストラゼネカからはその理由については正式な発表はまだないとのこと。
それに対するEUの対策は、アストラゼネカのEU以外へワクチンを出荷するのを禁じるという対抗策を検討している様です。確かにアストラゼネカの行っている事は理にかなっていないですが、EUがその様な強硬な対抗策を検討している事に驚きました。まるでアジアの某共産主義国の様です。普段からアジアの某共産主義国の政策について批判的なドイツ人は多いと感じますが、今回の対抗策は一般企業の企業活動を政府が意図的に抑圧するという、まるで某共産主義国で実行されそうな政策です。
EU域内のワクチン確保に必死という状況は分かるのですが。しかし、アストラゼネカも何故急にその様な状況に陥ってしまったのか。他の国を優先する様何か裏金等、手が回ったのでしょうか。謎。